テスターが実践している、ソフトウェアテストを楽しむコツ

テスターが実践している、ソフトウェアテストを楽しむコツ

みなさん、こんにちは。
普段、仕事をしていて何より嬉しいのは、お客様からいだだいた暖かい感謝のお言葉ではないでしょうか。 ソフトウェアテストの仕事もまた然りです。そのときの喜びは何物にも代えがたいものですし、つくづく「やっていてよかった」と思うことができます。

昨年の秋に、ECサイトのスマートフォン検証を行うことになったときの話です。テスト実行はお客様の方でされるとのことで、テスト計画とテスト設計をお手伝いしました。 約一ヶ月の間お客様のオフィスにお邪魔して、設計書をひも解いては遠慮会釈なく質問の嵐を浴びせ、四苦八苦しながらテストケースを作ってはご多忙を極める中レビューを毎日行っていただく、といったことを繰り返してきました。

いよいよ納品の運びとなり、お客様の元へご説明に伺いました。熱心なご質問に少々冷や汗をかきながらも滞りなく説明を終えてご査収いただき自社に戻ってみると、一通のメールが届いていました。

本日の納品とご説明有り難うございました。 また、一ヶ月に渡る、作業、大変お疲れ様でした。 引き続き検証させていただきますが、ドキュメントが乏しい中、皆様のヒアリング等ご尽力は大変素晴らしい物で、御社に依頼してよかったと思いました。作成いただいたものは大切に使わせていただきます。 簡単ではございますが御礼を申し上げます。

このようなお言葉をいただくなどということはめったにあることではありませんし、正直こんなにも喜んでいただけるとは思ってもみませんでしたので、最初はわが目を疑ったほどです。 しかし、私どもが作成したテストケースをベースとして永続的に使っていただけるというところに、お世辞でも社交辞令でもない確かな手ごたえを感じることができました。

そしてさらに一か月後、うれしい知らせが届きます。テスト実施を私どもがお手伝いせずお客様だけで進めていくということで、ずっと気にかかっていた矢先の連絡でした。

お陰様で、スマホサイトが無事にリリースできましたのでご報告させていただきます。 幸い今のところ深刻な問題はなく、安定稼働するものと期待しております。 今回のプロジェクトは、皆様の仕様理解、精緻なテストケース作成がないと成立しなかったもので、大変感謝しております。

お客様とともに困難を乗り越えサービスの開始を迎えられたことについて、関わったメンバー全てが、まるで我が事のように喜んだのは言うまでもありません。真の意味でお客様のビジネスに貢献でき、それが高く評価されたことを誇りに思い、今後も第三者検証の道を邁進していきたいと思います。

ご愛読、ありがとうございました。

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