第三者検証サービス-エレクスの取組み(必要性を再確認)

皆さん、こんにちは。今回は、エレクスの第三者テスト専用ホームページ「ソフトウェアテスト.com」内で無償公開している「ソフトウェアテストのコツ ハンドブック」で訴求する、テストの必要性やテスト技術者の心構えなどを簡単に説明したいと思います。

第三者検証の重要性を再認識

これまでも、第三者テストの重要性と必要性を述べてきました。システムの運用時に不具合が発生した時は迅速に回復させる必要があり、それにはコストと時間、そして技術者(システム開発部門、運用管理部門とも)が必要になります。不具合対応はお客様だけでなく、システム開発会社にとっても負担が大きいためできるだけ避けたいものです。そこで第三者によるソフトウェアテストおよび検証が注目されているのです。 運用に入る前にシステムやアプリケーションの潜在バグを除いておくことができれば、システム停止につながる不具合や使い勝手の悪い機能の発生率がだいぶ下がります。そうなれば、業務に支障が出ない品質の高いシステムとして認知されることでしょう。

ソフトウェアテストにも手法、技法というものがあり、そうした技術を修得したソフトウェア技術者が第三者検証を実施します。私たちも経験豊富な第三者検証のプロとして、システム開発者が発見できない潜在バグや不具合を見つけることができます。 その第三者検証のプロが作ったハンドブックは、テストには4つの目的があることを教えています。その中に「欠陥の作りこみを防ぐ」というものがあります。仕様の論理性を検証して欠陥が入り込まないようにすることも考慮する必要があるのです。 また、テストのプロセスをしっかり認識することが肝要です。テスト計画、テスト設計、テスト実行、評価とレポートそして終了作業まで一貫した流れで取り組むことがシステム品質の向上につながるからです。

ハンドブックではさらに、第三者検証における「テストの独立性、心構え」というテーマでテストの独立性やテスト技術者の在り方を教唆している個所があります。その一つに「バグを憎んで人を憎まず」というのがあります。テストでバグを見つけてもソフトウェアやシステム開発者を非難してはならないという「心構え」です。ほかにも“目から鱗”の項目が並んでいますので、是非、参考にしていただければと思います。ダウンロードはこちら<ダウンロードページ>まで。 要は、システム開発者もテスト技術者も人の子ですから、相手を理解しあう、リスペクトしあうことが一番大切なことではないかというハンドブックの問いかけでもあります。次回はテストの分類などを見てみます。

ご愛読、ありがとうございました。

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