みなさん、こんにちは。
前回blog-No.39では、 アクセシビリティの確保はWebを利用し情報を発信する全ての人にとって必要なことであり、情報の発信者が対応すべきなのだ、ということを述べました。
その中で、情報の発信者は今後も発信し続けるためにに様々なデバイスへの対応をしなければならないこと、また、そのことが即ちデバイスへの対応になり、最終的には未来への投資へつながることになると結論付けました。 そこで、今回は未来へ投資につながる理由をもう少し考えてみたいと思います。
デバイスの進歩についていくのは大変
前回でも説明したように、スマートフォン・タブレットの普及に始まり、現在も続々と新たなデバイスが発表されています。 ウェアラブルデバイスや音声検索(音声認識+AI)等の出現により、マウスやキーボードといったものと違って必ずしも文字を使用しない入力デバイスで操作ができるようになりました。 Web上の情報にアクセスする手段は今まで以上に多様化していくだろうといわれています。
そのため、利用者の扱う手段で情報にアクセスできるかどうかが考えられていなければ、利用者にとって不便なWebサイトになります。 これからは現在主流のマウス・キーボードに加えて新しい入力デバイスや操作を解釈するAIへの配慮が必要になるかもしれません。 そのような配慮がされていないWebサイトは、特定のデバイスや特定の環境でないとアクセスできないということになってしまいます。
もちろん、新しいデバイスや操作が出るたびに対応することもできなくはありません。 しかしその場合コスト高になるだけでなく、変更しづらくなるなど柔軟性がなくなる可能性があります。
アクセシビリティ対応でサイト制作が楽になる!
Webアクセシビリティの達成基準となっている項目は、レスポンシブデザインや新たなデバイスに対応したWebサイトの制作を楽にしてくれる可能性があります。 例えば、現在行われているWebアクセシビリティ対応のJIS規格には『テキストで理解可能か?』というものがあります。 『テキストで理解可能な状態である』ということは、表示された文字として見なくても人や機械が理解できるようになるということを意味します。 先に挙げたようにAIが解釈したり音声で読み上げたりなど、画面表示以外のアウトプットが可能になります。 それはこれから普及するかもしれないデバイスへの対応となり得るのです。 そのほかにもJIS規格の達成基準項目の中には、実践していけば新たなインターフェースにも対応できるような内容も含まれています。
アクセシビリティ対応を行うことで未知のデバイスへの対応もしやすくなります。 それにより将来的なコスト上昇を抑えるとともにサイトの柔軟性を保ちながら情報を発信し続けることができるのです。 『未来への投資』とはこういうことなのです。
リニューアル等をお考えの方はアクセシビリティ対応してみてはいかがでしょうか。
エレクスでは開発・Web制作、第三者検証等の様々な実績で培ったノウハウがあります。 専門のテストエンジニアによる既存サイトの対応チェック・未対応部分の対応提案から アクセシビリティに対応したWeb制作・試験も実施しておりワンストップで対応可能な環境がございます。 新規・リニューアル、どのフェーズからでもご相談ください。
Webアクセシビリティ対応にご関心、ご興味をお持ちいただけ方はぜひお問合せいただけますでしょうか。 ご愛読、ありがとうございました。