Webアクセシビリティ対応はだれのもの?

みなさん、こんにちは。
前回blog-No.37ではアクセシビリティの重要度が高まった背景と 公共機関はアクセシビリティ対応の必要性が法的に求められるようになっていることを書かせていただきました。

その背景や法的な内容からは アクセシビリティの対応は特定の人向けの対応というイメージを受けたのではないでしょうか。 また一般の事業者はそんなに考えなくてよいとようなイメージを受けてはいないでしょうか。 しかし くどいようですがWebアクセシビリティは 『アクセスしやすさ』や『誰でも・どんな環境でも利用しやすい』を目的とすることが 多くなってきました。 今回はそのことからWebアクセシビリティはだれのものかを書いていきたいと思います。

Webアクセシビリティ対応はだれのもの?

今やインターネットは普通のインフラとなっていてそれ無しでは成立しない状態なのは、 否定できない状態です。 消費動向調査(総務省)によると インターネットの普及率は2015年までに83%に上昇しています。 また、閲覧するディバイスにも変化がありタブレット、スマートフォンが2010年以降急速に普及してきました。 今や、Webページの閲覧手段はパソコンからのWebブラウザだけではなく スマートフォンやタブレット等の様々なデバイスからのアクセス対応が必須になっています。

さらには、IoTやWoTという言葉があるようにどのような環境でも様々な端末・機器で ネットワークとつながりいろんなコンテンツやサービスを受けられるようにする動きがあります。 そこでは『モノ』が『人』へ情報を受け渡し(input/output)する為の共通言語としてWebが用いられます。

今後も続々と新たなデバイスが発表され、input/outputを行う為のインターフェースとなっていく可能性が考えられます。 もちろんそのデバイスには点字ディスプレイやスクリーンリーダ等の特定の人を対象にしたデバイスも含まれます。 デバイスが増えるとそれだけユーザが増えます。 その増えたユーザすべてに適切に提供できるサービスの在り方が今後の課題になると考えられます。

そこに統一されたWebの形式があれば様々な機器へinput/outputが容易にできます。 input/outputのインターフェースどちらが変わろうとも現在のサービスを継続できたり 新たなサービスへ容易に移行し情報を発信することができます。

そう考えるとWebアクセシビリティは統一された規格で今後のデバイスへ対応した未来への投資となります。 『特定の人向け』とか『法的にきまっているから』ではなく対応することで発信者の為になります。 今後もサービス、情報を発信しようとする人は公共機関だけではなく一般事業者を含め対応が必要です。

未だWebアクセシビリティ対応をしていないのであればリニューアル時等に見直してみてはいかがでしょうか。 次回はWebアクセシビリティが未来への投資となる理由をもう少し考えてみたいと思います。

エレクスでは開発・Web制作、第三者検証等の様々な実績で培ったノウハウがあります。 専門のテストエンジニアによる既存サイトの対応チェック・未対応部分の対応提案から アクセシビリティに対応したWeb制作・試験も実施しておりワンストップで対応可能な環境がございます。 新規・リニューアル、どのフェーズからでもご相談ください。 Webアクセシビリティ対応にご関心、ご興味をお持ちいただけ方はぜひお問合せいただけますでしょうか。

ご愛読、ありがとうございました。

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