ソフトウェアテストならエレクス-セカンドオピニオンとして

皆さんこんにちは。このほどソフトウェアテスト検証サービスのブログを開始しました。初回は私どもエレクスが提供する第三者検証サービスを、なぜ今になって第三者検証サービスが求められるのかを考察しながら紹介したいと思います。

テスト検証の必要性

ITシステムが社会活動の基盤として導入され、現在ではITなくして生活や仕事の利便性が担保されなくなっている状況です。身近なところでは、スマートフォンなどの携帯端末、車の制御機能、家電のコントロール機器などで動いています。また、仕事でもノートPCやIP電話、業務ソフトなどで常に触れていることでしょう。 そうしたIT機器やソフトは不具合なく動くことが当り前という認識があります。もしシステムが停止して動かなくなれば、社会インフラシステムであれば多くの利用者に迷惑がかかり信用回復に多くの努力が必要になります。医療や運輸など人命にかかわる業種では一瞬のシステム停止が文字通り命取りにつながり兼ねません。そうした業種は当然BCM(事業継続管理)を講じていますが…。

目を転じてECサイトを見ると、運営企業にすればシステム停止時間の長さ=サイトでの取引不能時間によって多大な利益を損なう恐れも十分にあります。そこで不具合ができるだけ起きないように第三者ソフトウェア検証を含む品質管理への取組みが欠かせなくなるのです。

開発会社主導のテストでいいの?

では、不具合が起きない、または、不具合発生の頻度をできるだけ少なくするための対策は何か。システム開発会社は、アプリやネットワークなどのシステムが正しく稼働するかどうかをチェックするために必ず開発したアプリとシステムの動作テストを行います。これによりシステムの品質を維持しようとしています。ところがこのテスト検証の現場に注目すべきポイントがあるのです。 

日本ではこれまでの習慣として、業務アプリの開発者がテスト仕様を作成し、それに則ってチェックを行ってきました。そのテスト仕様を見ると多くの場合は内容に偏りがあり、網羅的なソフトウェアテストが為されないことがあります。もっと悪いことは、開発工数が長引けばテスト工程が犠牲となり、満足なチェックが行えない―ということも往々にして起こっています。これではシステムの品質を維持できません。SLAなんてあってないものになってしまいます。

第三者テスト検証-セカンドオピニオンとして

システムの品質を確保・向上するには、開発とソフトウェアテストを分離して第三者(セカンドオピニオン)が客観的にソフトウェアテスト技法に基づいて網羅的なテストを実施することが欠かせない取組みであるといえます。例えば医療では、患者が主治医以外の第三者(専門医師)の意見を聞いてより良い治療法を取り入れるセカンドオピニオンが当り前になってきましたが、それはITの世界でも同様だと考え、ソフトウェアテストの第三者検証サービスにたどり着きました。

 当社では、25年に及ぶ開発実績をベースに検証ビジネスを展開しています。モバイルテスト、スマートフォンテスト、アイフォンテスト、Webサイト検証などを実施しているほか、負荷テストや脆弱性テスト、ドキュメント類の仕様書テストなども手掛けています。 サービスとして、テスト設計をはじめ、テスト実行、テスト教育、テストツールによるコードテストなど幅広く提供するとともに、テスト技術者の育成や確保を実施し、技術およびサービスの基盤を強化してきました。また。当社の沖縄支店はニアショア拠点としても活動しており、首都圏でテストを行うより低価格なサービスを提供できる環境を整えてきました。 そうした組織的なバックグラウンドや技術基盤が出来ている点が、お客様の安心感を醸し出し、支持されている点ではないでしょうか。

システム品質の向上を求めるIT部門の方が頼れる強い味方としてエレクスを活用していただければと考えています。 当ブログでは今後、第三者テスト検証ビジネスなどについて、当社の取組みやその時々のキーワード、最新動向などをご紹介していきます。 ご愛読ありがとうございました。

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